酵素発芽玄米はもっと広く知られていいと思う(015)
- K
- 2019年4月12日
- 読了時間: 4分
35歳(厳密には早まって34歳)でそれまで15年以上に及ぶ毎食外食生活をやめたわけですが、
自宅で食べるとなるともちろん食材や調理方法にも関心が出てくるわけで。
妻に任せきりだった食材の買い出しや料理に手を出し始めたのもこの頃です。
今から6年ほど前、外食生活をやめるに先立ってまず主食を見直そうということで、
我が家では白米をやめました。
米に関しては、
健康系の人々の間でなにかと議論が繰り広げられているわけでして、
ネットで調べても本を読んでも、それぞれの主張がありなかなか正解がわからないものです。
白米派、
玄米派、
発芽玄米派、
酵素玄米派、
酵素発芽玄米派、
白米派と玄米派の中間に3分精米、5分精米、7分精米等もあり、
様々派閥が存在します。
またそこに米の品種の話が絡んでくるともう。
白米派の主張のメインは、
玄米は農薬の影響を受けやすい、
玄米はフィチン酸がミネラルを体外に排出してしまう、
などなど。
玄米派の主張のメインは、
栄養が詰まっている胚芽を取り除いた白米では栄養は玄米の4分の1程度、
白米は血糖値を急騰させる、
などなど。
発芽玄米派の主張は玄米派に加えて、
発芽によって酵素が活性化し、GABAが増えるし吸収されやすくなる、
発芽させることで玄米のアブシジン酸もフィチン酸も無毒化できる、
などなど。
白米にはメリットを感じないので論外として、
では、玄米はどうか。
農薬問題に関しては、
自然農法を実践している信頼できる農家(自然農法といっても様々ある)で作られた、
無農薬、無肥料の玄米を手に入れれば解決。
ただ、種というものは基本的に外敵に食べられると繁殖できないというリスクが有ることから、
植物毒が備わっているもの。
玄米もしかりでフィチン酸やアブシジン酸の毒をどう消すかだが、
そもそもの論点が正しいかどうかは別として、発芽させてしまえば解決。
(完全に芽が出るまでの発芽ではなく、あくまで芽が出るか出ないか程度)
では発芽玄米として売られているものを買うのか、
玄米を自分で発芽させるのか、だけど、
これに関しては、せっかく発芽させて無毒化されたものも、
乾燥させることでまた毒素を持つというので、自分で発芽させて炊くのが吉。
もちろん発芽玄米として売られているものも十分に水に浸すことで無毒化できるという意見もあるが、
自分で発芽させれるなら自分でやってしまえばいいだけの話。
わざわざ高価な発芽玄米を購入する理由はない。
さてここまでくると、
自然農法の玄米を自宅で発芽させてから炊くのが、
米のベストな調理方法だとなるけど、
もうひとつ論争となる点が。
それはレクチン。
グルテンフリーは今や皆が知るところですが、
そのグルテンも含めた植物毒、レクチンの悪事も徐々に認識されるようになってきました。
で、米には残念なことにレクチンがたくさん。
さて、参ったなということになるわけですが、
このレクチンを無毒化する方法としてメジャーなのは圧力をかけて調理すること。
そこで登場するのが、
酵素発芽玄米用の炊飯ジャー。

毎日休みなく可動しているので汚れているのはお許し頂きたいが、
これは、ほんと、なぜみんなこれを使わないのかなと思ってしまうほどのスグレモノです。
我が家では「酵素玄米Pro2」を使用していますが、
もちろん「なでしこ健康生活」でもなんでもOKだと思います。
酵素発芽玄米を炊くのは非常に簡単。
自然農法の玄米(品種にもこだわる我が家は「亀ノ尾」)と、自然農法の小豆と塩。
これを入れてボタンを押すだけ。
玄米を発芽させて、その後高圧力で炊き上げ、更にその後適温をキープして熟成を促します。
これにより、玄米のデメリットである農薬問題も、フィチン酸・アブシジン酸問題も、
さらにはレクチン問題も何もかも解決した上に、
保温する間に玄米の糖質と小豆のタンパク質でメイラード反応が起きて、メラノイジンという褐色の物質が出来上がります。
このメラノイジンの抗菌作用と抗酸化作用は非常に強力なので、
何日保温してても腐ることはなく、活性酸素除去効果があるので老化防止にうってつけ。
栄養豊富な発芽玄米と小豆からのメラノイジンで、メリットだらけの主食が出来上がるわけです。
しかもこれが、モッチモチの食感で美味しいんです!

ちなみに、ズボラな人ほど酵素発芽玄米がオススメです。
なぜなら7日目くらいがかなり美味しいので、
一度炊くと一日一回混ぜるだけで放置可能。
ずーっと何もせず栄養満点主食がそこにあるということ。
我が家のキッチンには常にこれが2台フル稼働しています。
それに加えて酵素発芽玄米を保温できる通常より低音の保温専用ジャーも1台。
計3台が可動しているのです。
子供が2人いるため、1台では加熱熟成する間もなく1日で食べきってしまうので。
日本とは電圧の違うシンガポール。
もちろん日本の商品である酵素玄米Pro2はシンガポールの電圧に対応していません。
なので、常に変圧器をかまして可動させていることもあり、
正直酵素玄米Pro2の寿命が非常に短くなってしまうことが残念なところ。
この6年でもう何台も壊してはメーカーさんに相談、そして買い替え。
たぶんメーカーさんに覚えられているだろうな。
玄米のデメリットを消し、栄養満点で美味しく、1週間放置してもOKな、酵素発芽玄米。
なぜこれがもっと広まらないのか。