子供がいてもノマド生活(137)
- K
- 2023年5月3日
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”ノマドワーカー” という言葉は、ちょうど自分が日本からシンガポールに移住してきた2010年、
さまざまなクラウドサービスが出てきて、
家やオフィスじゃなくても、どこにいても同じ環境で仕事が出来る、
ラップトップとWiFi環境さえあれば、どこでもオフィスになる、
そういう思想のもと、使われ始めたと記憶している。
そして10年以上たった今、
もはやクラウド系のサービスなんて生活の一部として当たり前に使われ、
皆がスマートフォンやタブレットを持っている。
ノマドという生き方は、もはや誰にでも今すぐ始めることが出来る、
ひとつのライフスタイルだ。
もしもあなたに子供がまだいないのであれば。
子供がいる場合、そんなわけにはいかない。
だって学校があるし、友達もいるわけだし。
自分ももし、子供がいなければ、もしくは子供がもう少し大きくなって大学にでも行けば、
すぐに世界中あちこち旅をするように生きていくスタイルを選ぶ。
しかし、
子供がいてもノマド生活をしちゃってるツワモノもいて、刺激を受ける。
オーストラリアのバイロンベイに住んでいる友達家族だ。
子供が3人いて、一番上の子でもまだ小学生だ。
自由なライフスタイルを好む彼は、
朝からサーフィンをし、好きな時間に仕事をし、子育てをする。
お互いガツガツと仕事をするというよりは、
お金にも時間にも心にも、ある程度の余裕を持って、
ゆったりと自由に生きているという点で気が合う。
そんな彼ら家族が、オーストラリアの家を出て、一家全員で旅に出発した。
アジアをぐるぐる周るんだ、と。
日本で食を楽しんだり、
スリランカでアーユルヴェーダ施設に籠もったり、
バリ島でサーフィンしまくったり、
文字通りアジアを満喫して移動し続けて、
はや4ヶ月以上。
子供はどうやって勉強しているのかというと、
コロナ禍にできたオーストラリア公立校のオンラインスクールシステムがあるらしく、
普通にそれで毎日オンラインで学校に通っているらしい。
なんと素晴らしい。
やろうと思えば、子供がいても、海外ノマド生活は可能だということだ。
お金がかかって仕方がないだろう、と思う人もいるかもしれないが、
実際のところ、これほど家賃が高騰し、
生活費が上がり続けているバイロンベイやシンガポールで考えれば、
家賃払って現地で生活するのと、安いアジアでLCC乗り継いで安いAirbnbで過ごすのと、
そこまで大差はないだろう。
いや、むしろ海外ノマド生活のほうが安くつくまである。
もちろん、そのまま何年も続けるとなると、
子供も友達が恋しくなるだろう。
ただし、子供がある程度小さいうちであれば、
半年とかの期間、いろいろな国でいろいろな経験をさせてあげながら、
ノマド生活をするのは、選択肢としてかなりありじゃないだろうか。
また小学生というのが一番いいタイミングだと思う。
小さいとそれだけ荷物も増えるしアクティビティの制限も多い。
逆に中学生2年とか3年にもなると、
親といるよりも友だちといる時間を欲しがるものだ。
これは昨年末経験したことだが、
友達家族と海外に行ったとき、同世代の友だちがいるときの、
子どもたちの楽しそうな感じは、
家族では決して出せない。
家族だけでの旅行でももちろん楽しそうにしているが、次元が違うのだ。
ということで、家族で海外ノマド生活は、
子供がいても可能。
ただし、子供が小学生のうちに。
