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どんだけ努力しても無駄なことってある(169)

  • 執筆者の写真: K
    K
  • 2024年7月19日
  • 読了時間: 4分

これってある意味ではその人の持っている運命的な部分なので、

もうその分野は諦める方が良い。


いまから馬鹿な話をするが大真面目だ。


例えば、

自分の場合は、「並んだレジだけがなぜかいつも遅い」という運命に取り憑かれている。

適当に並ぼうが、色々考えて並ぼうが、何をしようが、

自分の並んだレジの列にいる誰かがだいたいなんらかのトラブルを持っていて、

他のレジよりも進みが遅くなるのだ。

これは若い頃から常に感じている問題で、

一時期解決してみようと自分なりに分析して並んでみたこともあるが、

自分の努力などではどうにもできない何かに道を塞がれている。

悩んだ挙げ句、何かヒントはないだろうかと、mixiという古のSNS時代に、

「並んだレジが遅い」という名のコミュニティに入っていたくらいだ。


例えば、

自分の妻の場合でいうと、

「選んだ店がなぜかいつも調子悪い」という運命に取り憑かれているようだ。

今日どこで飯食おうか、とか、誰かが遊びに来てるから店選ぼうか、とか、

あらゆる場面で昼食や夕食の店を選ぶ機会があると思うが、

本当に不思議しかないが、妻が選んだ店はたいてい、最悪の気分にさせる何かがある。

新規来店する店なら、それはまずい店にあたってしまうこともあるだろう。

でも何度か行ったことがあるような安心感のある店だとしても、

その日その店はなぜか調子悪い。

ビールのサーバーが壊れていて飲めない、ハイボール頼んだらハイボールサーバーも壊れていて、

ただの氷水みたいな飲み物を出され、文句言っても認めてもらえず、

高い金を払って変えることになる、などだ。

努力して店を選ぼうが何をしようが、己の努力などではどうにもできない不思議な力によって、

その日のその店は失敗に終わるのだ。


例を上げれば他にもいくつかあるのだが、

まぁあまり書いても気持ちの良いものではないので、割愛する。


さてこういった事象って、皆、ひとつは持ってるだろう。

こういうアホな例ではなく、あるいはもっと深刻なそれかもしれない。

が、とにかく、無駄な努力をしないことだと思ってる。

もう、受け入れるしかないのだ。




それ以外のとこで努力をすればいいだけ。

努力は「場所」と「タイミング」が最重要であって、

やみくもな努力は実を結ばないことが多い。

「努力は裏切らない」などと押し付けてくる偉そうな人は、

たいてい脳筋だ。前提条件をすっ飛ばしている。

適切な場所、適切なタイミングで、努力を死ぬほどすれば、「努力は裏切らない」のだ。


時間は平等なのだから、自分だけ人の100倍の努力ができたから100倍稼いでる、なんてことはない。

100倍稼いでいる人がみな揃って口にするのは、

「風の吹いている場所に立つ。自分が伸びなくても業界が勝手に伸びてる。」

人はそれを運と呼んだりする。

運良くその時期にその場所に立てた、と。

そういうことだ。


スポーツなんかもそうだろう。

身も蓋もないが才能だ。

持ってる才能に加えて、正しい努力の仕方を導ける指導者に出会えるか。

子供の頃ほど、才能があまりなくても根性である程度まで行ける。

だがその先は、身も蓋もない運の世界だ。



逆に全く努力しなくてもなぜかうまくいくことというのも、皆ひとつは持っていたりする。

自分の場合でいうと、

「とにかく晴れる。」という運命。

雨の予報であろうが、さっきまで曇天であろうが、

自分が動き出すとあっという間に晴天だ。

ここに関してはなんの努力もしていないがなぜかいつもうまくいく。

そう、バランスだ。

並んだレジは遅いが、ミスター・ブルースカイ晴男だ。


ちなみに妻は、

選んだ店が不調だが、天性の人気者だ。

初対面であろうがなんであろうが、とにかく人に好かれる。

言葉が通じない相手であっても好かれちゃう、明るい太陽のような人だ。

努力ではない何かがあり、バランスだ。




というわけで、アホな例えではあったが、つまりこういうことだ。

努力しても無駄なことに執着しないで次行こう、次。

適切なタイミングで適切な場所に立てるように。



努力ではない。運。
ファヴィニャーナ島も朝から晴天。



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自分にも40歳がやってきた。

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we grow old because we stop playing.

​​何かを始めるには良い歳だ。

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