大事な部分が無になってとてつもなく焦った話(029)
- K
- 2019年6月16日
- 読了時間: 3分
晴れた日のロードバイクの気持ちよさは異常。
どこまでも走れるんじゃないかと思うほど、
気分も身体も反応がいい。

いろんなルートを走り回っていても、
やはりこのイーストコーストをゆったりと走るときの爽快感に勝るルートはなく。
スピードを出す道ではないので風になったような感覚を得ることは出来ないけど、
海沿いの美しい公園の、自転車専用レーンをのんびりと走ると、
BBQをしている家族や、テント張ってキャンプしてる家族もいて、
なんともいえない長閑さが出ているのです。
その日もとても天気の良い日で、
風もなく軽快に走れる上に、信号との呼吸が見事に合わさって、
なんと50km近くも信号に全く引っかからないという、
奇跡的な気持ちよさでシンガポールを時計回り。
空港の周りをぐるっと回ってイーストコーストへ向かうところでした。
家を出て約2時間程度。
距離にして50km程度走ったところで、
腰が痛くなってきたので、ハンドルから手を話してぐーっと背中を伸ばしたところ、
なにか股間に感じたことのない感覚。
おもむろに股間に手を伸ばしてみて驚きのあまりバランスを崩すところでした。
股間にあるべきものが無い。
触ってるけど触れていない。
クッションを握ったような感覚はあるものの、
完全にそこに大事なものが存在していない。
怖くなって自転車から降りて、確認。
確かに目で見てみればあるにはあるんだけども、
もう一切の感覚がない。
「正座でしびれた」
とか、
「手を下にして寝てたから手の感覚がない」
とか、
そういう可愛いレベルのしびれとは別次元でして、
もうなにも感じないし、触っている方の手もなにを掴んでいるのかわからない。
確かに2時間ほど信号に引っかからなかったため、一度もサドルから降りることもなく、
風も程よい追い風だったため、一度も立ちこぎ(ダンシング)することもなく、
ひたすら同じ姿勢で足を回していただけ。
それゆえ経験したことのないほど血が通わなかったことが原因だとは思うけど、
もう軽いパニックでした。
このままポトって朽ちて落ちてしまうんじゃないだろうか。
もう二度と再起しないんじゃないだろうか。
ピッチピチのロードバイクスーツを来て、
ヘルメットをかぶったまま、
路肩で念入りに股間をマッサージするぼくは、
通り過ぎる車に得も言われぬ不快感を与えていたと思います。
15分ほどの蘇生マッサージのおかげで、
難なく回復したのは当然なのですが、
その恐怖体験以降、風がなくても足が軽くても、
無駄にダンシングをして股間に休息を与えるよう心がけています。
こんな稀有な恐怖体験、なかなかないだろうとGoogle先生に聞いてみたら、
山程ヒットしました。
なんだ、みんな、股間なくなってビビってたんや。
解決方法としては、
レーパンを履くこと
サドルを穴あきサドルに変えること
など書いてあったけど、レーパンも履いてるしサドルも穴あきです。。。
しかも読んでると自転車ED(自転車乗りすぎでEDになる)の原因もその股間の痺れだ、
と書かれている記事も多数 怯
自転車作ってる偉い人、
早く「誰でも簡単、絶対に股間が痺れないサドル」を開発してほしいです。